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走馬灯のように   由子 その1

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今週、クロッシェ21さんにこんな話をしました。



五年ぐらい前、

いい歳のおじさんの私に
ある派遣の女性が言いよってきて、あやうく関係を持つところだった。
危なかったと・・・



すると・・・
クロッシェ21さんが以下のコメント

ヾ(^▽^)ノキターー!
ハニートラップにかかりそうになって ( ̄ー ̄)…こりゃ~ヤバイかも~となった彼女のすり寄り方を公開してください!
男性ブロガーさん 三人に猛烈挑発かけた 手口が、朝鮮人売春婦朴氷淋に似ているかもです(笑)
パパさんのモテモテぶり楽しみにしています。



一度、書こうかなと思いましたが、やはり恥ずかしいな。。。と思い
やはりやめますと書くと、クロッシェ21さんが

いえいえ…ハニートラップを仕掛けられて さっくり落ちずに引き返す・踏みとどまる勇気を書いて欲しいのです!
保守気取りの昼顔妻は、写真やビデオ録画を撮り、セフレに捕獲し、毎月電話で呼び出し、金を絞り取ります。
このようなカモにならないように 注意喚起して頂きたいのです。



でも、書くからにはちゃんと書こうと思い、クロッシェ21さんに
書いたら必ずコメント入れてくださいと書くと

はい(#^.^#) か・な・ら・ず・します。
ワクワクしますね~~ どんなかなぁ~~
パパさん、 大切なの事は、すり寄った・粘着した・振られた…後の女の行動に どのように毅然と対応し、すっぱり別れられて、その後、災いを受けずに済んだか…を 教授してくださいね (^-^)v!





この子の名前は、由子(ゆうこ)といいます。

仮名?
本名?

それは皆さんの想像にお任せします。

由子

・・・
・・・

そして、同時に、学生時代からの思い出が脳裏をグルグルと

洋子

忘れたい夜
忘れられない夜

麻代

恋路が浜
真奈美
観覧車

ママ
ヒロちゃん
ユキちゃん、イヴちゃん

そして、由子

・・・
・・・

走馬灯のように

思い出の女性が頭の中に去来してきました。
やはり、麻代の印象が一番強烈。
今でも鮮やかに脳裏に蘇ります。

走馬灯のように

そんな中、クロッシェ21さんの強い??要望。。。


今回は、由子

この子は、今、思うに別に何か金をたかろうとか、はめてやろうとかではなく
単に私に好意をもってくれただけではなかったかな?と思っています。
ほんとのところはどうかな?よくわかりませんが、

どうなの?由子さん
教えて・・・



では・・・走馬灯のように

由子  (その1)



二年前、私は、今の部署に異動となり、わけのわからない仕事をやらされ、毎日追いついていくだけの日々。
心身とも疲れ、しばらく会社を休んでいたが、やがて復帰した。

復帰後、私の得意な英語の仕事を淡々とこなしていた。
職場に英語ができる人がひとりもいなかったので、感謝されていた。
退屈でもなし、特に充実しているでもなし。
普通の毎日。

そんなある日、ひとりの派遣女性社員がうちの職場に配属された。
名前は、木村由子(きむらゆうこ)。歳は30少し過ぎ。
明るく、ほがらかな女性だった。
私と彼女は何も会話することなく、約2週間が過ぎた。

ある日、私がコピー機を使い、コピーをとっていると、後ろに木村由子がいた。

「もうすぐ、終わりますから、少し待ってね。」

「ハイ。。。」というと。。。由子は人のよさそうな顔をして、私の後ろに立った。

私が、「君かわいいね。そのセータ似合うよ。いいね。」言うと、

突然、ニコニコして、私の顔を見ながら、早口で話しかけてきた。

「野口さんの上着も素敵ですよ。靴も似合っています。」

「そう。。。君みたいに若くないからね。いいね。かわいくて。」

すると由子が饒舌になり、

「いいな!私、年上の男性が好きなんです。
 同級生や年下には興味ないんです。
 野口さんみたいな年上の男性が好きなんです!
 大好き!」

ここまで早口でしゃべると、由子は目を輝かせて、私の顔を見る。
じっと、見るというより、
小さな子供が夏、カブトムシを探しに行って、やっとカブトムシを見つけたような目で、

そう・・・まさに子供のような輝く目で私を見渡す。

なんか・・・やばくないか?
いや、彼女の性格だろう。

そう思い、席に戻ると、由子から社内メールが届いた。

「先ほどはありがとうございました。また、お話ししましょうね」

・・・
・・・

なんかいつもと違うな。。。
まあ、いいか。
変な女だな。
子供なんだよ。
そう思い、由子のことを忘れるようにした。

・・・
・・・

私の名前は、野口義男。身長170cm。見た目はたぶん、ブ男。
でも、なぜか。。。
大学時代、婚活時代は女性といろいろ縁があった。
それも半分ぐらいは、私から言い寄るのではなく、先方から声をかけられたり、いいよられたり。
私に対する女性の好き嫌いは、はっきりしているようだ。
イケメン好みの女は全然話してくれない。
好意を持ってくれる女性は結構長くからんでくる。
ある時はしつこく、寄ってくる。
しかもその大半が美形の女性。

なぜかな?

よく言われるのは、おもしろい、目が大きい、二重まぶたがはっきりしている。
身長は合格なんだって

由子もその部類だったのか?

昼休み、由子がそばにきて、私を見つめながら、約30分、世間話。
盛り上がったところで、普通の顔をして、
こんなことを言うんだ。

「野口さん。ホテルに行きません。。。」

これには、さすがにびっくり。初日から
こんなスケベな女は初めてだった。
黙っていると、

「ねえ!」と迫ってくる。

私が、適当にあしらい

「俺はすごく強いよ。デカイらしい。」というと

由子は、「え!!ーーー。。。そうなの?痛いかな。。。イヤだ。」と本気にしだす。

私が

「そうだよ。血が出るよ。気絶するよ。」というと

饒舌な舌が止まり、下を向いて、「大丈夫かな・・・」なんて言い出した。
やがて、由子はふたたび元気になり、

「野口さん、好き。今度、ハンカチをプレゼントしますからね。」と言った。

やれやれ、変な女だ・・・
こんな変な女は初めてだと思った。

・・・
・・・

土日をはさんで、月曜日の朝一番、由子は

「ハイ!これ野口さんにプレゼント。Burberryのハンカチ!」と言って、

私にきれいな小さな包みを渡した。
小さな包みだが、丁寧に包装してある。
こんなきれいな贈り物を女性からもらうなんて、うれしい。
包みを開くと、うすい生地のおしゃれなハンカチ。
私のようなダサイ中年男には何かあわないような気がしたが、悪い気はしない。
何と言っていいか。わからなかったが、とりあえず

「ありがとう」と言って、ハンカチをいただくことにした。

それからも由子から、たくさん熱い思いの込められた社内メールがひっきりなしに届いた。
でも、私の携帯メールのアドレスを教えるのは、怖くて、教えなかった。
こんなことは初めてだね。

ひょっとしたら、新手の売春?

そんなことも考えたが、別に金をせびる様子はまったくなかった。

その日の夕方、由子がそばにきて、

「野口さん、なんて呼べばいいでしょうか?」と聞く

「はあ?何?」

「お名前ですよ。なんて呼べばいいでしょうか?」

「・・・そうだね。ダンディー。。。ダンディーよし。。。ダンディーよしでいいよ」

そして、以来、由子は私のことを「ダンディー」と呼ぶようになった。


・・・
・・・

こんな変な日がしばらく続いた。
そのうち飽きるよ。。。と思ったが、由子は毎日、熱いメールを送ってきた。
昼休みには、ダンディー、ダンディーと楽しそうに話しかけてくる。

ある日

「ねえ、ダンディー。。。ねえ。。。食事に行きません?」と切り出してきた。

女性と酒飲みか。しかも二人きり。
悪い気はしない。
でも、ママとヒロちゃんがいるから。。。
SEXなんかする気はさらさらないので、まあいいかと思い

「いいよ。暇なときにしようか。」

由子と日時を調整して、2週間後の金曜の夜、二人で安い居酒屋に行くことにした。

由子が探した居酒屋でふたりでお酒を。
インテリアなんて呼べるものは何もない。
でも、静かでくつろげる。
小さなテーブルを挟んで、由子と私は向かい合った。

私は大ジョッキで、由子は中ジョッキで、乾杯をした。

「乾杯!!!」

「カーーン!!!」

うれしそうに微笑む由子をみた。
職場にいるときと同じで、子供みたいな由子。

無駄話ばかり、職場にいる時のようにひとりでペラペラ話している。
私は

「そうだね。。。」とか

「いいね。。。」とか

適当にうなずく、何を話したなんて、次から次に忘れていく。
覚えているのは
子供みたいに話しかけてくる由子。
はしゃいでいる由子。

私だけ、ビール、酎ハイをおかわりして、ホロ酔い。
昔からガブ飲みの癖がある。
何度か倒れたこともある

おなかもそこそこ、いっぱいになり、話すこともなく

「そろそろ出ましょうか。」

と、居酒屋を出て、ふたりは黙って歩く。

由子が

「ダンディー。休もう。。。」

と誘い、私たちは、近くの公園のベンチで休んだ。

どうだろう?夜の8時ぐらいだろうか?
由子は私の肩にもたれかかり、両手で私にすがる。
そのまま、じっと20分ぐらい。
由子のやわらかい肌が私の肌に触れてくる。

由子・・・

ポッチャリ型。

そうだな・・・

こうしてみると、女優の檀蜜みたいなグラマーで色気のある女性。
職場では目立たない、子供みたいな由子。
でも、こうして体を密着させていると、子供と思っていた由子に女を感じてきた。
やわらかな、温かい肌。




秋の虫の声が静かに聞こえてくる。
風もなく、
静かに虫の声が聞こえてくる。

ジーー、ジーー、ジーー・・・
ジーー、ジーー、ジーー・・・
ジーー、ジーー、ジーー・・・

ほろ酔い気分のせいか。。。
由子の肌の柔らかさか。。。

私のオスの本能が目ざめ、私は自然に由子の肩を抱いて、顔を由子に近づけた。
そして、静かに由子のくちびるの上に私のくちびるを重ねた。
どうだろう。5分ぐらいか?

静かに虫の声が聞こえる。

ジーー、ジーー、ジーー・・・
ジーー、ジーー、ジーー・・・
ジーー、ジーー、ジーー・・・

やがて、くちびるを外して、由子の瞳を見た。
いつもと違い、目がうるんでいる。
そんな由子のうるんだ瞳を見ていると
また、オスの本能が、由子のくちびるを奪う。

私のオスの本能はより強くなり、自然に左手を由子の股間に動かせた。
すると、由子は小さな声で

「ダメ」

と言って、私の手を振り払った。

しばらくして、もう一度、左手を由子の股間に
少し強く、無理をして・・・動かした。
由子は何も言わず、すばやく私の手をふり払った。

由子に逆らわず
私は由子をそっと抱いたまま、公園でたたずんだ。

秋の虫の声を聞きながら、

ジーー、ジーー、ジーー・・・
ジーー、ジーー、ジーー・・・
ジーー、ジーー、ジーー・・・

「ほろ酔いだね。よかったね。いいね。」

と、私が言うと、由子は

「そうね。。。くちづけもね。。。ダンディー。。。」

それから、私は由子を深く意識するようになった。



(続く)

・・・
・・・

そんな夕子にほれました ☆増位山太志郎


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