昨日、会社で日経ニュース見ていると、サムスンが開発中の新OS「Tizen」搭載をドコモが拒否。
フランス、スペイン、米国も・・・
OSがダメということはその商品はダメ
サムスンがダメになる。
・・・ということは
チョンはサムスンのみに依存しているので、チョン自体が崩壊だな。
以下、関連記事です。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304396804579359741174269918.html?dsk=y
壁にぶつかった第3の携帯OS目指すサムスンの取り組み
【ソウル】
韓国サムスン電子は、新しい基本ソフト(OS)を搭載したスマートフォンの発売を目指しているが、その野心的な取り組みが揺らいでいる。
世界最大のスマホメーカーであるサムスンは、「タイゼン」という名称の新OSに多くの資源を投じてきた。携帯端末向けOSの双璧、アップルとグーグルに挑むためだ。
しかし、同OSの採用を予定していた世界の大手通信事業者が採用を取りやめ始めている。
タイゼンはまた、ユーザー体験に不可欠とされる多くのアプリケーション(応用ソフト)の開発者を引き付けることができずにいる。
この結果、タイゼンの未来は米ジョージア州アトランタ在住の開発者、ダニエル・エスコバー氏(34)といった比較的知名度の低い開発者の手に委ねられている。
サムスンは約3万人の利用者を持つエスコバー氏の音楽共有サービス「マエストロ」を支援し、何万ドルもの補助金を出してタイゼン向けのアプリ開発に技術サポートを提供した。
サムスンにとって携帯端末向けソフトウエアとサービス戦略の策定は不可欠だ。
中国のスマホメーカー、例えばグーグルのモトローラ・モビリティ部門を買収することで潜在力が高まるレノボ・グループなどは、スマホ端末の価格と利益率を押し下げる恐れがある。
そうなれば、今後はソフトウエアとサービスが業界の主な収益源になっていくだろう。
サムスンの共同最高経営責任者(CEO)を務める尹富根氏は先月、「消費者のニーズは時の流れとともに変化する」と述べ、「ソフトウエアかハードウエアのいずれかだけに注力して市場をリードしていけるとは思わない」と話した。
サムスンで最も売れているスマホには現在、グーグルのOS「アンドロイド」が搭載され、グーグルのメール、地図機能、携帯広告検索があらかじめインストールされている。
この結果、グーグルのアプリストアでの購入全てについて、グーグルが手数料を徴収している状態だ。
もしタイゼンが成功すれば、サムスンはサードパーティーがサムスン製端末に提供するアプリ、ソフトウエア、それにサービスについて、独自の収益を得ることができる。
可能性は計り知れない。アップルは直近の年度で、ソフトウエアやサービスから160億ドル(約1兆6400億円)の売り上げを得ている。
この中にはコンテンツ配信サービスのiTunes(アイチューンズ)やアップストアの売り上げが含まれる。
サムスンは半導体大手インテルなどの支援を得てタイゼンを開発しているが、より全般的なソフト開発に年間何十億ドルもの資金を投じ、ソフトウエアのイノベーションに6万7000人の研究開発部員の約60%をあてているほか、年間800人のエンジニアを新規採用する計画だ。
サムスンの長期的な目標は、タイゼンを通じて、同社が製造するスマホ、冷蔵庫、テレビ、洗濯機など、消費者が持つ全ての端末の機能を連動させられる統合基本ソフトを提供することだ。
ウォール・ストリート・ジャーナルが点検したタイゼン端末の試作品は、見た感じと触った感じがアンドロイド端末に似ていた。
タイゼンとアンドロイドは同じプログラミングコードベースを共有するからだ。
しかし、プロジェクトの関係者はこの試作品が製品化されるとは限らない指摘、タイゼンの一番の魅力は、通信会社やメーカーが現在アンドロイドでできる以上にインターフェースをカスタマイズできる点だと指摘する。
それでも、業界幹部やアナリストはタイゼン計画の離陸が困難だとみている。
日本最大の携帯通信業者でタイゼンのパートナーでもあるNTTドコモは1月中旬、同社初のタイゼン搭載スマホを発表する準備を進めていた。
関係者によれば、加藤薫社長は1カ月前からその発表のリハーサルも行っていた。
しかし、ドコモはその発表予定日に計画を棚上げした。
国内市場でアンドロイドやアップルのiOSに代わるOSへの需要がないことを理由に挙げた。
加藤社長はその2週間後の決算発表時の記者会見で、タイゼンが引き続き非常に重要だと述べた。
しかし同時に、世界的な市場のトレンドをみながら発売を決めたいと話した。
ドコモの突然の方針転換は、遅れに遅れているタイゼン計画にとって新たな後退となった。
タイゼンはサムスンの別のプラットフォーム「バダ」にルーツを持つが、バダは最終的に中止になった。
タイゼンは当初、2012年に販売されるスマホに搭載される予定だった。
米国では、スプリントが、新たなOSが消費者に幅広い選択肢を提供することを歓迎すると述べ12年5月に「タイゼン・アソシエーション」に加わったが、昨年脱退した。
関係者によれば、現在は「目の前の商品発売」に資源を注いでいるという。
スペインの通信大手テレフォニカもアソシエーションから脱退し、昨年、別の新OSであるモジラの「ファイアフォックス」を搭載する初の携帯電話を発売した。関係者によれば、テレフォニカは中南米の低価格携帯電話市場に参入するためには、ファイアフォックスの方が良いと判断した。
フランスの通信大手オランジュも、タイゼンのパートナーで、ドコモとともに初のスマホ発売を計画していたが、タイゼンの開発が「現段階でわれわれが期待していたほど進んでいない」と述べる。
オランジュの広報担当者は「われわれの戦略は顧客に仕えることであって、豊かなサービスのエコシステムが準備できていないかもしれないときに、われわれにとって都合が良いものを顧客に押し付けることではない」とし、現在のスマホの発売計画にタイゼン端末は含まれていないと付け加えた。
これに対し、サムスンは日本とフランスでの商品発売について携帯通信業者各社とともに検討すると回答しており、同社とパートナーは今月スペイン・バルセロナで開かれる携帯端末業界の見本市「モバイル・ワールド・コングレス」の会場で、最新のタイゼン端末を内々にお披露目する予定だと述べている。
サムスンとグーグルの緊張関係は表向き改善しているようにみえる。
だが両社が緊密な関係を誇示する一方、相互に違いの領分に侵入しようとしている。
こうした事情がサムスンの独自OS開発の背景になっている。
両社は先週、現在両社が保有する特許だけでなく今後10年間に新たに出願する特許について、相互にライセンス供与すると発表した。
その3日後にグーグルはモトローラ・モビリティ部門をレノボに29億ドルで売却すると発表した。これによってグーグルは、サムスンのアンドロイド搭載スマホの直接のライバルにはならないこととなった。
サムスンとグーグルの接近が、タイゼンの開発の遅れと関係があるかどうかは分からない。
サムスンは、その影響力と500億ドルの手元資金にものを言わせて外部の業者によるアプリ開発を進めようとしている。
同社は10月にサンフランシスコで初の開発者会議を主催した。11月にはソウルで同様の会議を行った。
また同社とインテルは賞金総額400万ドルでタイゼンの開発業者向けのコンテストを企画している。
マイクロソフトやブラックベリーも試したがそれほどうまくいかなかった手法だ。
だが、タイゼンの運命に大きな影響力を持つ幾つかのアプリメーカーは、現金のインセンティブ(奨励金)すらも十分ではないと語る。
数カ月前、サムスンは5000万回以上ダウンロードされたアンドロイドの人気アプリの開発業者に、マイクロソフトと同水準の10万ドル以上を提供してタイゼンでそのアプリが使えるようにすることを要請した。
この業者の首脳が明らかにした。だが、この業者は同社の要請を断ったという。
過去にはサムスンと緊密に連携してきたにもかかわらずだ。
サムスンのソフトウエアに関する過去の実績からみて、タイゼンの成功は難しいと考えたためだという。
タイゼン・アソシエーションの会長、ロイ・スギムラ氏によると昨年12月時点でタイゼンのアプリは6000。一方、アップルのiOSのアプリは100万近くある。